初めてのGuitar
今回は前回の記事で書いた【音楽との出会い】の続きを語ります。
中学生時代に音楽に出会いGuitarに興味を持った俺、そこで隣のクラスのミタニがBassをやっている事を知る。
それまでミタニとは挨拶をした事があるくらいの関係で深く話した事は一度も無かった。
その頃の彼への印象としては隣のクラスと合同で行った体育の時間のマラソン競技中に俺より少し前にいる人という印象(少しと言っても俺より50mは先にいた。笑)
それ以外の印象は、中性的な顔立ちの人。
その後すぐ新学期が始まり中学2年生になると同時にミタニと俺は同じクラスになる。
「彼にコンタクトを取ってみよう」
すると好きなアニメや趣味に共通点が多くてその日のうちに意気投合して
「こんなに共通点が多い人今までいなかった!」って震えた事、今でも鮮明に覚えているよ。
今振り返ると何もかも必然だったんだなあって強く想う。
話を聞くとミタニは兄がGuitarを弾いてたから楽器を知るのもROCKに触れるのも同級生より少し早くて兄の影響もあってBassの存在を知ったらしく、楽器の事を何も知らない俺からしたら「百聞は一見にしかず」という事もあり
話しかけてから数日の内にミタニの家に行って彼が持ってるBassやお兄さんが持ってるGuitarを見せてもらえる事になった。
そして実際家に行くとミタニはGLAY様が大好きで特にJIRO様を推していることも知る
だからミタニはJIRO様が当時から愛用していたBlue系のジャズべタイプに似てるBassを持っていて御本人様の真似をしてドクロのステッカーを貼っていた。
そこで、GLAY様の口唇をCDに合わせてBassを弾いて見せてくれたり、俺もGuitarを弾かせてもらったけど、弾く時左手見たら良いのか右手みたら良いのかも分からなくて何一つ弾けもしなかったけど初めて見る楽器達や音にただただドキドキしていた。
その興奮が抑えきれないまま家に帰って吉祥寺の親戚に「Guitarが欲しい!」って言ったけど、返事が
「なおは期末テストの点数が低い、そしてもう少ししたら受験が始まるから今は無理だね」
「受験が終わったら良いよ」
って言ってくれたけど、今すぐは無理という現状に数週間落ち込んだけど、待ってるだけじゃ何一つ新しい未来は始まらないと悟った俺は福島の祖父母から貰ったお年玉やお小遣いを持ってミタニと御茶ノ水に行って親戚には無許可でGuitarを買った。
吉祥寺の親戚には
「これは友達から借りました!」
って自信満々に嘘をつく(吉祥寺の叔父様、叔母様ごめんね。)
こればかりは、それこそ
「目覚めた翼は消せない」って感覚。
ちなみにその時に買った初めてのGuitarは御茶ノ水を歩き回って1番見た目がカッコイイと想ったメタリックで真っ赤な色したストラトキャスタータイプでそこからは下手くそながら沢山弾いた。
「これで俺は変わる、新しい人生を始める」って毎日毎晩強くイメージしながら。