吉祥寺
俺が小学生の時に父親と母親は天国へ行った。
家に残された俺と姉、父方の祖母
姉も中学生だったからまだ働く事はできないのでそのまま3人で暮らす事は親戚達の会議で難しいと判断され父方の祖母は父方の親戚の家へ行く事が決まる。
そして俺と姉には必然的に2つの選択を余儀なくされる
1つは母親の故郷である福島に行き母方の祖父母の元で4人で暮らし福島の親戚達と同じ地域で過ごす。
2つ目は母方の親戚が住む吉祥寺で親戚の家で暮らす。
俺と姉にとっては産まれてからずっと過ごした東京から離れ、福島に行き転校する新しい生活に不安が多くて必然的に吉祥寺の道を選びその想いを父方母方の親戚に伝え吉祥寺の親戚の元で暮らす事に了承を得る。
そこから俺と姉の吉祥寺生活が始まった。
その時 俺は小学生6年生
小学校は転校せずに吉祥寺から浅草の小学校へ通う日々で初めは慣れない電車通学や通勤ラッシュに毎日ドキドキしながら姉と一緒に電車乗ってたな。笑
以前の記事でも書いたけど子供の頃から
ふしぎの国のアリス、STAR WARS、BATMANなどのアメリカや海外のオモチャが大好きだったから吉祥寺の街にはこの手の雑貨屋さんも多くて街を歩く度に目に映るもの全てが刺激的で両親が亡くなった悲しみも少しは和らいだ。
そして
1日学校が終わり帰宅すると基本的にはその親戚の家で過ごすけど、親戚の家からすぐ近くのアパートを新しく借りて俺と姉が夜寝る時や勉強する時はそのアパートで過ごした。
ちなみに
その頃、俺の勉強机の上に吉祥寺の街で買った雑貨を当時のお小遣いで毎月少しずつ少しずつ買い足して並べてコレクションを増やす事がその頃の1番の楽しみで
まさにその時の俺が居るからこそ今の俺が居るわけで、そこはもう現在の俺の部屋を見れば全て一目瞭然だね。
むしろあの頃の自分を今の俺の部屋に招待してあげたい。
きっと光り輝く眩しい瞳で喜ぶだろうな
こうして改めて当時を深く振り返ると吉祥寺で過ごした幾つもの想い出がとめどなく溢れてきて書ききれなくなってしまったので続きはまた今度
俺が覚えている当時の悲しみも喜びも鮮明に伝えたい